Image Insertion and Input Switching with AWS Elemental MediaLive (Japanese)

ラボの概要

ライブ動画イベントのストリーミングでは、異なる入力間で切り替えることは一般的です。例:

• ライブストリームから録画済みファイルに切り替え、ライブストリームに戻る
• 異なる動画フィード間で切り替える (複数会場のライブイベントの場合)

以下の場合、ライブストリームに画像またはテキストをオーバーレイすることが役に立つ (または必要である) 場合もあります。

• 動画にロゴ、ウォーターマーク、または何か他の画像をオーバーレイすることによって、ストリーミングしているコンテンツの所有者または出典を識別する
• ストリームにテキストをオーバーレイすることによって、ライブコンテンツまたは録画済みコンテンツを示す
• 今後のイベントや行動喚起を周知させる
• 電話番号またはウェブアドレスを提供する

このラボでは、以下のことを行います。

• 動画ストリームに静止画像 (グラフィックまたは動画オーバーレイとも呼ばれる) を挿入する
• 複数の入力を作成し、これらの入力を MediaLive チャネルにアタッチする
• 複数の入力を切り替える

ラボのセットアップ中に、AWS CloudFormation テンプレートによってライブストリーミングワークフローが作成されます。

1 ソースコンテンツが AWS Elemental MediaLive チャネルにフィードされ、チャネルはこの入力を取り込みます。

2 この入力を、インターネットでのストリーミングに適した複数の低解像度バージョンに圧縮します。

3 MediaLive は圧縮されたストリームを AWS Elemental MediaPackage にフィードします。

4 ここでは動画が一時的にキャッシュに格納されてからパッケージ化され、リクエストに応じて視聴者に提供されます。

実際には、何百、何千もの、あるいは何百万もの視聴者に提供するため、パッケージ化された動画ストリームは大規模配信ネットワークを介してファンアウトされる必要があります。これは「コンテンツ配信ネットワーク (CDN)」と呼ばれています。Amazon CloudFront は CDN です。このラボで時間を節約するために、CloudFront ディストリビューションは作成しません。その代わりに、動画を MediaPackage から直接再生します。

5 このラボでは、ソースは Amazon S3 バケットにあるファイルで、ループで再生され、ライブフィードをシミュレートします。MediaLive でスケジュール関数を使用して、動画に静止画像を挿入し (動画オーバーレイとも呼ばれる)、複数の入力を切り替えます。

取り上げるトピック

このラボを修了すると、次のことができるようになります。

• 動画ストリームに静止画像を挿入する
• 複数の入力を作成する
• 複数の入力を MediaLive チャネルにアタッチする
• ライブストリームの再生中に複数の入力を切り替える

技術知識の前提条件

このラボでは、セルフペースラボ「MediaLive、MediaPackage、Amazon CloudFront を使ってライブ動画チャネルを構築する (SPL-207)」で作成したライブストリーミングワークフローを使用します。

このラボを修了するには、AWS Elemental メディアサービスを使用してライブストリーミングワークフローを構築する次のような基本的な手順を十分理解している必要があります。

• MediaLive 入力を MediaLive channel に接続する
• MediaLive チャネルを設定する
• MediaPackage チャネルを設定する
• MediaPackage チャネルの動画を再生する

AWS マネジメントコンソールの基本的な操作についても理解している必要があります。