Getting Started with Amazon Textract: Process Documents with Synchronous and Asynchronous Operations (Japanese)

ラボの概要

このラボでは、Amazon Cloud Development Kit (CDK) コンストラクトを使用した Amazon Textract インテリジェントドキュメント処理 (IDP) の使用方法を示すワークフローを紹介します。IDP を使用すると、フィルタリングやノイズ除去、その他のイメージ操作など、前処理技術を使用して、イメージからテキストをより正確かつ詳細に認識し、処理前のイメージの品質を向上させることができます。Amazon Textract は、スキャン済みのドキュメントからテキストとデータを自動的に抽出するクラウドベースのサービスです。Amazon Textract IDP CDK コンストラクトは、Amazon Textract を使用してドキュメント内の機密情報を識別して編集するために事前定義されたコードパターンのセットです。

このラボでは、SimpleSyncTextract ワークフローと SimpleAsyncTextract ワークフローを確認します。SimpleSyncTextract と SimpleAsyncTextract はどちらも Amazon Textract が提供するワークフローです。Amazon Textract は、スキャンしたドキュメントからテキストとデータを自動的に抽出する機械学習サービスです。

SimpleSyncTextract はこのサービスの同期バージョンで、ドキュメントを分析し、抽出されたテキストとデータを同じ API コールで受け取ることができます。つまり、アプリケーションは、Textract 分析が完了するまで待機してから続行します。SimpleAsyncTextract はこのサービスの非同期バージョンで、ドキュメントを分析し、抽出されたテキストとデータを後続の API コールで受け取ることができます。つまり、Textract 分析が実行中であっても、アプリケーションの実行を継続することができます。このバージョンでは、アプリケーションが Textract 分析の完了を待機している間でも、他のリクエストを処理し続けることができるため、リソースをより効率的に使用することができます。

目標

本ラボを修了すると、次のことができるようになります。

• CDK Textract のコンストラクトを評価する
• Textract SimpleSyncWorkflow を使用してイメージを分析する
• Textract SimpleAsyncWorkflow を使用してドキュメントを分析する

技術知識の前提条件

このラボを完了させるためには、以下を理解しておくことをお勧めします。

• Linux ターミナルの使用方法
• AWS マネジメントコンソールの基本的な操作
• AWS ClI を使用して Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) のバケットにファイルをアップロードする方法

所要時間

このラボの所要時間は 60 分です。

注意: ラボ環境が完全に構築され、アクセスできるようになるまでには、およそ 20 分かかります。

アイコンキー

このラボでは、さまざまな種類の手順と注記への注意を促すため、各種アイコンが使用されています。以下のリストは、各アイコンの目的を説明したものです。

• コマンド: 実行する必要があるコマンドを表す。
• 想定される出力: 出力のサンプルであり、コマンドまたは編集済みファイルの出力を確認するときに使用する。
• 注意: ヒントや重要なガイダンスを表す。
• 追加情報: 詳細情報が記載されている場所を示す。