よくわかる!iPS細胞 (ga019)
Offered By: Kyoto University via gacco
Course Description
Overview
この講義では、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が開発した「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」について、基礎知識から医療応用への課題まで概説します。講師は、山中教授が所長を務める京都大学iPS細胞研究所 国際広報室のサイエンスコミュニケーター。研究の最前線から、わかりやすくお伝えします。講義の終了後、ニュースや新聞でiPS細胞に関する情報を目にした時に、ご自身の知識の深まりを実感いただけると思います。この講座を通して、多くの方と新しい医療への道のりを共有できればと考えています。
「第1週:iPS細胞とは」では、iPS細胞発見に至るまでの研究の流れや安全性の向上など、iPS細胞そのものについての知識を深めます。
「第2週:再生医療への応用」では、iPS細胞の医療応用の大きな柱である再生医療について学びます。具体的には、「パーキンソン病」や「がん」の治療に向けた研究などに加え、将来多くの方に再生医療による治療を提供するための「iPS細胞ストック」についてもご紹介します。
「第3週:創薬への応用」では、患者さんの細胞から作製したiPS細胞がなぜ難病の原因解明に使えるのか、どのように創薬に貢献しつつあるかに加え、将来的な個別化医療の可能性についてご説明します。
「第4週:iPS細胞研究を支える仕組み」では、実用化の基盤となる知的財産(特許)の確保や、倫理的な課題、寄付等による研究資金の確保、一般の方々とのコミュニケーション等のテーマについて扱います。この週は特に「自分ならどう考えるか」という視点で学んでいただき、これまで得た知識とあわせて、iPS細胞研究についての総合的な理解を目指します。
Taught by
Fumitaka Watanabe, Etsu Noguchi and Shinya Yamanaka
Tags
Related Courses
Examining African Contributions to Global HealthUniversity of Basel via FutureLearn Artificial Intelligence and Health Care Webinar (RECORDED)
Stanford University via Independent Clinical Drug Development of Chinese Herbal Medicine
Taipei Medical University via FutureLearn Data Sciences in Pharma - Patient Centered Outcomes Research
Genentech via Coursera Introduction to Drug Hunting
Novartis via Coursera